キョウスケ編33話「赤い修羅」


  エンドデモ 艦内個室
ギリアム「ラーダ…私に用とは?」
ラーダ「すみません、ギリアム少佐。 折り入ってお話がありまして…」
ギリアム「あいにく、ここのところは 体調に問題はないのだが…」
ラーダ「は?」
ギリアム「ヨガの話ではないのか?」
ラーダ「え、ええ…」
ラーダ(…私って、そんなにみんなへ 無理矢理ヨガを勧めているように 見えるのかしら…?)
ギリアム「…すまなかった。 それで、話とは?」
ラーダ「実は… 少佐がお持ちになっている情報部の 特殊コードで…」
ラーダ「ある極秘データのプロテクトの 解除を行って頂きたいのです」
ギリアム「…穏やかではないな。 わけを聞かせてもらおうか」
  暗転
ギリアム「なるほど。 エアロゲイターの大型機動兵器から 検出された念動派のパターンが…」
ギリアム「イングラム少佐や ヴィレッタが使っていたサンプルの パターンと似ていたのだな」
ラーダ「はい…」
ギリアム「そこから導き出される答えは 私の予想と一致しているな」
ラーダ「では、ギリアム少佐も…?」
ギリアム「ああ。 今はその物証を集めているところだ」
ラーダ「………」
ラーダ「…おそらく、この件はいずれ みんなも気付くことだと思います」
ラーダ「ですから、イングラム少佐の 真の目的が何なのか…」
ラーダ「少しでも手がかりの あるところから調べるべきかと…」
ギリアム「了解した。では早速、 プロテクトの解除に着手しよう」



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