共通31話「仮面の下にある顔は」


  ガルイン出現、関連会話後
ラッセル「キョウスケ中尉、  この空域に接近してくる  友軍機を感知しました!」
  BGM:TIME TO COME ギリアム出現
ゲシュペンストMk-II・Rの場合
ゲシュペンスト・Rの場合
エクセレン「あら?  あのゲシュペンストって…」
ガルイン「……!」
ジャーダ「Mk-IIの  試作型1号機、タイプRか!」
エクセレン「そうそう。  言うなれば、ヴァイスちゃんの お兄さんね」
エクセレン「ゲシュ兄さ〜ん !」
タスク「?」
リョウト「そうか…。ヴァイスは  試作型Mk-IIの3号機を基にした
  改造機だったっけ」
イルム「ああ。  チューンと乗る奴次第じゃ
  現役機より強いかも知れないぜ」
ギリアム「こちらは  ギリアム・イェーガーだ。
  これよりそちらの援護に回る」
エクセレン「あらん、  お久しぶりです、少佐!  随分と遅いご到着で」
ギリアム「フッ…そう言うな。  遅延分は働かせてもらう」
キョウスケ「ご協力感謝します」
イルム「元教導隊のギリアム少佐か。  こいつは心強い助っ人だぜ」
エクセレン「あら?  あのゲシュペンスト、  他のと色が違うわねえ」
ガルイン「……!」
ジャーダ「型式番号は…  PTX-001!?
 お、おいおい!  PTの元祖だぜ、あれ!!」
エクセレン「わお!  んじゃ、超レアものじゃなあい!?」
イルム「懐かしいな。俺も一時期は   あいつの世話になったもんだ」
リョウト「PTの第1号機が  現役で使われてるなんて…」
イルム「戦力増強のために  駆り出されたんだろうが…」
イルム「元祖とは言っても、  チューンと乗る奴次第じゃ
 現役機より強いかも知れないぜ」
リョウト「それ、本当なんですか?」
イルム「ああ。3機のMk-Iは  試作機とは言え、予算度外視で
  作られた特別な機体だ」
イルム「内一機は幻のMk-IIIの  基本体になったぐらいだからな」
リョウト「幻のMk-IIIって…  ああ、アルトアイゼンのことですね」
ギリアム「こちらは  ギリアム・イェーガーだ。
  これよりそちらの援護に回る」
エクセレン「あらん、  お久しぶりです、少佐!  随分と遅いご到着で」
ギリアム「フッ…そう言うな。  遅延分は働かせてもらう」
キョウスケ「ご協力感謝します」
イルム「おまけにパイロットは  元教導隊のギリアム少佐か。
  こいつは心強い助っ人だぜ」
ガーネット「誰なの、あの人?  ちょっとカッコイイじゃない?」
ラッセル「元教導体のメンバーで…  今は情報部に所属している方です」
ラッセル「DC戦争中は  ヒリュウ改に乗って自分達と  行動を共にしておられました」
ガーネット「ふ〜ん…」
マサキ「…ええっと、  ギリアム・イェーガー少佐だっけ?」
ギリアム「! 君は ……  報告書にあった魔装機神の…」
マサキ「…マサキ・アンドーだ。  あんた、どっかで俺と会ったこと  ねえか?」
ギリアム「………初見だと思うが?」
マサキ「そっか…。  やっぱり、気のせいか……」
ギリアム(………………)
マサキ「すまなかったな。  突然変なことを言ってよ」
ギリアム「…気にする必要はないさ」
ギリアム(…それよりも……)
ギリアム(…やはり、人型の機体は  今のところハガネとヒリュウ改に
 対してのみ送り込まれているようだ)
ギリアム(それが俺の予想の  裏付けとなればいいのだが…)


  味方の誰かVSガルイン
ラトゥーニ「!」
ギリアム「今の動きは…!」
ラトゥーニ「………」
ガーネット「どうしたの、 ラトゥーニ!?」
ラトゥーニ「あの機体の動き、 見覚えがあるの…」
ガーネット「見覚えがあるって… あれ、敵の新型機よ!?」
リョウト「そうだよ、交戦するのだって 今回が初めてなんだよ?」
ラトゥーニ「私の勘違いかも 知れないけど、 確かにどこかで 見た事があるような…」
ギリアム「………」



  エンドデモ データ室
レフィーナ「ご苦労様です、 ギリアム少佐。特別調査任務の方は 終わったのですか?」
ギリアム「いえ。まだ継続中ですが、 今後はヒリュウ改やハガネと 行動を共にしていた方が…」
ギリアム「任務遂行に都合がいいため、 またヒリュウ改のご厄介になろうと 考えています」
ギリアム「その代わりと 言っては何ですが、補給物資を 持ってきました」
レフィーナ「こちらの方こそ… 少佐が戦力に加わって下さるのは ありがたいことです」
ショーン「…現在、我が隊の 戦闘指揮官はキョウスケ・ナンブ中尉が務めているのですが…」
ギリアム「異論はありません。 それに、自分は任務の都合上、 身軽な方が助かりますから」
ショーン「…ところで、以前から 疑問に思っていたのですが…」
ショーン「少佐の任務とは一体?」
ギリアム「…………」
ギリアム「…機密事項ですが、 とある者達の追跡調査…とだけ お答えしておきましょう」
ギリアム「しかし、 ヒリュウ改での作戦行動を 優先させるつもりです」
レフィーナ「では…?」
ギリアム「はい。 最後まであなた方に同行致します」
カイ「久しぶりだな、ギリアム。 お前とは教導隊以来か」
ギリアム「カイ少佐も お元気そうで何よりです」
カイ「ハッハッハ、 俺はそれだけが取り柄だからな」
カイ「それにしても、教導隊出身で 未だ連邦軍に残っているのは俺と お前だけか。寂しくなったもんだ」
ギリアム「ゼンガーやエルザムは 地球圏全体のことを考えて行動を 取っているようです…」
ギリアム「必ず、彼らは我々の力と なってくれるでしょう」
カイ「相変わらず、お前は たまに予言めいたことを言うな」
ギリアム「…そうですか?」
カイ「で、俺に話とは何なんだ?」
ギリアム「それはダイテツ中佐達が いらっしゃってから…」
ダイテツ「遅れてすまん」
テツヤ「ギリアム少佐のご依頼どおり、 ラトゥーニ・スゥボータ少尉を 連れて来ました」
  (眼鏡話)
ショーン「コホン。 では、メンバーも揃ったようですし… ギリアム少佐、お話の方を」
ギリアム「では、まず最初に この戦闘データを見て頂きましょう」
ダイテツ「これは…?」
ギリアム「先程の戦闘でラトゥーニ少尉が 記録・分析したものです」
レフィーナ「敵の青い新型…。 AGX-12ナイトと呼称される ことになった機体ですね」
テツヤ「キョウスケ中尉は指揮官機では ないかと言っていました」
ギリアム「問題なのは 青い新型機の性能ではなく… その動きの方です」
ダイテツ「どういうことだ?」
ギリアム「ラトゥーニ少尉は ナイトの動きに見覚えがあると 報告しています」
テツヤ「何だって…! それは本当なのか、ラトゥーニ?」
ラトゥーニ「はい。 私がPTパイロット特殊養成機関の スクールにいた頃…」
ラトゥーニ「このナイトと 良く似たモーションデータを 見た覚えがあります」
カイ「む…? あの動き、俺も覚えが…」
ギリアム「自分も同様です。 そして、これらの事実から 導き出される答えは…」
カイ「ちょっと待て。 あの動きのクセは俺やお前、 エルザム達のものではなく…」
カイ「カーウァイ隊長のものだぞ!」
ギリアム「その通りです」
ショーン「カーウァイ・ラウ…。 その方も教導隊のメンバーでしたな」
ギリアム「ええ。 教導隊の隊長を務めていた人物です」
ショーン「確か…大佐は数年前の初代 ゲシュペンスト2号機の宙間試験中、 機体ごと行方不明になったとか…」
カイ「ギリアム、お前は カーウァイ大佐がエアロゲイターの 機体に乗っているとでも言うのか?」
ギリアム「…可能性はあります」
カイ「な、何だと!?」
レフィーナ「イングラム少佐が 教導隊のデータを持ち出していて…」
レフィーナ「大佐のデータを あの機体に流用しているとは 考えられませんか?」
ギリアム「私はイングラム少佐との 面識はありませんが…我々教導隊の データが盗まれているとして…」
ギリアム「何故、数年前の…開戦前の カーウァイ大佐のモーションデータが 流用されているのか…」
ギリアム「何故、教導隊の頃より 実戦経験を積んだ残りのメンバーの データが使われていないのか…」
ギリアム「それらが 疑問として残ります」
ダイテツ「確かにな。 それに加えて、戦力・技術力共に 我々より優れたエアロゲイターが…」
ダイテツ「地球人の戦闘データを 指揮官機に使うとは考えがたい」
ショーン(…逆の発想をすれば、 それこそが彼らの…?)
ギリアム「いずれにせよ、 今回の件とイングラム少佐の 過去の動向を調査すれば…」
ギリアム「エアロゲイターの本当の 目的が判明するかも知れません」
レフィーナ「わかりました。では、 その調査は少佐にお任せします」
ギリアム「了解です」
ダイテツ「それから… この話は真相が判明するまで 他言は無用にな」
ラトゥーニ「はい…」



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