レーツェル「状況はこちらでも確認した。 敵が沈黙しているとは言え、 予断を許さぬ状況だと認識している」 テツヤ「現状で 再攻撃命令は出ないでしょうね……」 レフィーナ「私もそう思います。 ですが、今の内に出来うる限りの手を 打っておきたいと考えています」 フィリオ「そうですね。 現段階でソーディアンへ近づけないとは言え、 何らかの手段で情報を集めておかねば……」 ゼンガー「それに…… デュミナスなる敵についてもな」 ギリアム「ああ。 ソーディアンと彼らは、間違いなく 別世界からの転移者だ」 ギリアム「そして、 デュミナスの言葉から察するに、 奴は異なる世界へのゲートを開こうとしている……」 ショーン「ふむ……。 人の意思の力を集め、門を開く……と 言っておりましたからな」 レフィーナ「そんなことが可能…… いえ、私達はそれに似たことをやり遂げましたね」 ゼンガー「ええ…… アインストの世界から脱出した時に」 ギリアム「しかし、あれは地球へ帰還するという 皆の意思が結集し……」 ギリアム「アギュイエウスやT-LINKシステムを 始めとする様々なファクターがあったからこそ」 テツヤ「もしや、デュミナスは ODEシステムと時流エンジンを利用し、 異世界へのゲートを開くつもりなのでは?」 ギリアム「……おそらくな。 だが、俺はユルゲン博士……いや、デュミナスは 何かを履き違えているような気がする」 ギリアム「彼らの言動や考えには、 矛盾している点があると思う」 レーツェル「………」 ギリアム「……いずれにせよ、 ソーディアンとヘルゲートの情報を集めよう」 レフィーナ「ええ、お願い出来ますか」 ギリアム「もちろん」 レーツェル「我々も動こう」 フィリオ「私も協力します。 ソーディアンの例の現象を解明せねば、 次の手が打てませんから……」 レフィーナ「頼みます」 レーツェル「では、 我々は早速行動に移るとしよう。 次なる戦いのために」 レーツェル「そして、再び相見えよう…… 今回の雪辱を晴らし、勝利を得るために」 テツヤ「はい……!」 |