10話「迫り来る惨事」


  シナリオデモ クロガネ ブリッジ
ゼンガー「……レーツェル、ギリアムが来たぞ」
レーツェル「ああ」
ギリアム「……すまないな、レーツェル。 こちらの都合でクロガネを振り回してしまって」
レーツェル「いや。 大連の件を踏まえれば、『髪の毛』より バルトールの方が厄介だ」
ギリアム「ああ……今の所はな。 連邦宇宙軍の動きは?」
レーツェル「月都市やコロニーを襲った バルトールの対応に追われていたが……」
レーツェル「第2波以降の襲撃がないため、 ヘルゲート捜索を行うつもりのようだ」
ギリアム「宇宙も地上と似たような状況か……。 それに、俺の予想より対応が遅れているな」
レーツェル「仕方あるまい。 身内から不意打ちを食らったようなものだからな」
ギリアム「ハガネには 今の内に宇宙へ上がってもらった方が 得策か……」
レーツェル「ああ。 すでにヒリュウ改はムーンクレイドルから出た。 合流させた方がいいだろう」
ギリアム「うむ」
ゼンガー「……いずれにせよ、我々は後手に回ったままか。 この機を敵が利用せんのは、不可解だな」
ギリアム「おそらく、 ヘルゲートで次の準備をしているのだろう」
ゼンガー「次とは?」
ギリアム「それは……行かねばわからん」
ゼンガー「………」
レーツェル「我々もヘルゲートを捜索する。 それでいいな? ギリアム」
ギリアム「ああ、頼む」



  クロガネ出現 前略
ゼンガー「各機、我に続け! バルトールを叩くぞ!」
ギリアム「了解した」
ラウル「あの……ギリアムさん。 どうして、急にクロガネへ 来られたんです……?」
ギリアム「確かめたいことがあってな。 だが、今は目の前の敵に集中したまえ」
ラウル「は、はい!」
ユウキ「………」


  敵増援出現
ラウル「バルトールじゃない! こないだの『髪の毛』か!」
フォルカ「………」
カーラ「見たことのない奴もいる……!」
???(ラリアー)「………」
ユウキ「またあの手の敵か。 怪力乱神を語りたくはないのだがな」
ギリアム(彼らは何故ここに現れた……!?)
スレイ「あいつらも敵か……!」
レーツェル「以前の状況を見る限り、 おそらくはな」
カーラ「こんな所で三つ巴戦なんて、 やってる場合じゃないってのに!」
ユウキ「待て。 バルトールは奴らに仕掛ける気が なさそうだ」
カーラ「えっ!?」
ギリアム「………」
   (中略、コンパチカイザー出現)
ラウル「コンパチカイザー……! ファイター・ロアか!」
ギリアム(あれがコンパチカイザー…… ファイター・ロア。 どこかで見たような気が……)
ギリアム(……いや、思い過ごしか)


  敵撤退、前略
ラウル「ラージ…… 俺は……クロガネの仲間を信じたい。 これ以上隠し通すのは……」
ラージ「それがどういう結果を招くか、 あなたは知っているはずです」
ギリアム「……そこまでだ、二人共」
ラウル「ギリアム少佐……」
ユウキ「………」
ギリアム「ユウキ。 これからの戦いは君の疑念を晴らし……」
ギリアム「同時にラウル達には 選択を迫ることになる」
ラウル「俺達が選択……?」
ユウキ「どういうことです、少佐?」
ギリアム「答えはヘルゲートにある。 先を急ごう。彼らもそのつもりの ようだからな」
コウタ「………」
ロア「………」



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