Bパート、戦闘中。 カイ「ギリアム、お前はATXチームと共にシャドウミラーを!」 ギリアム「了解。ご武運を」 カイ「必ず戻れ。俺はもう、教導隊のメンバーを失いたくはない」 ギリアム 「…………」 (飛び去るRV) RVのモニターにアラート ギリアム「いかん、この反応は……!」 (シャドウミラー、転移出現) ギリアム「!!」 ヴィンデル「……! 馬鹿な、転移に失敗したのか!?」 レモン「もしや、アインストのせいで……」 ヴィンデル「この辺りの空間が閉じられているとでも言うのか」 (アクセルと戦闘するキョウスケ、中略) ギリアム「ヴィンデル・マウザー!!」 (メガバスターキャノン発射、回避される) ヴィンデル「ここで貴様に出くわすとは、まだ私も運に見放されたわけではないようだ。システムXNに貴様を組み込み作動させれば、確実な次元転移で脱出できる! ……そして!」 (メガバスターキャノン、破壊) ギリアム「!!」 ヴィンデル「システムXNと貴様を元にした人造人間を量産すれば、自在に転移を行う最強の部隊が誕生する。その後私は複数の世界の闘争を制御するのだ!」 ギリアム「…………」 虎龍王がツヴァイザーゲインを撃墜、追うギリアム クスハ「ギリアム少佐!」 ギリアム「私だけでいい! お前たちはキョウスケたちの援護を!」 ブリット「りょ、了解!」 (ホワイトスター突入、プラズマカッターを抜き払う) ギリアム「ヴィンデルッッ!!」 ヴィンデル「ヘリオォォォォス!!」 (ツヴァイに片手で受け止められるRV) ギリアム「っ!」 ヴィンデル「ハハハ、捉えたぞ!」 ギリアム「……カイ少佐、ホワイトスター内部にいる味方機は?」 カイ(通信)「お前のタイプRVだけだ」 ギリアム「ならば、急ぎ各機に帰還命令を!」 カイ「ギリアム、お前何を……!?」 (ギリアムが通信切断、コックピットから飛び出しツヴァイザーゲインの額の十字に身を委ねる) ヴィンデル「貴様……! 自爆でもするつもりか!?」 ギリアム(声エコー気味)「死ぬつもりは、ない……俺は生きて償いをせねばならんのだ」 ヴィンデル「ならば、貴様は何故次元転移をおこなった……!」 ギリアム「……俺は……元いた世界に帰るつもりだった。かつて俺が助けた……」 (くまのぬいぐるみのイメージ映像) ギリアム「……あの少女のいる世界に」 ヴィンデル「少女……? 何のことだ?」 ギリアム「だが、システムXNが今回のような事態を招いた……やはりこれは復元すべきではなかったのだ……」 ヴィンデル「復元だと……?」 ギリアム「システムXNは禁断の機動兵器、XNガイスト……そのコアなのだ」 ヴィンデル「! ヘリオス……貴様はいったい……何者なのだ!」 ギリアム「俺はギリアム・イェーガー……」 BGM:英雄戦記 ギリアム「過去に犯した罪により、平行世界を彷徨う宿命を背負った男だ」 ヴィンデル「システムが強制的に!? ええい!」 (コックピットから飛び出し装置の前へ) ヴィンデル「貴様、次元転移を!」 ギリアム「ああ……ホワイトスターに巣食うアインスト諸共な!」 ヴィンデル「何ぃ!?」 ギリアム「付き合ってもらうぞ、ヴィンデル……因果地平の彼方へ!」 (壁からアポロンの仮面が飛び出し自動装着) ヴィンデル「!? ヘーリオォォス! やめろおおぉぉぉっ!!」 ギリアム「転移座標・Z9999、ファイナルコード……『アポロン』!!」 ヴィンデル「ヘーリオォォォォ……!!」 ホワイトアウト |