25話「折れない心」


  シナリオデモ テスラ・ライヒ研究所 中央管制室
ギリアム「さて……これでテスラ研に縁のある 優秀な頭脳が勢ぞろいしたわけだ」
カーク「議題は、ソーディアンの結界についてか?」
ギリアム「ああ。通達した通り、 あれを突破する方法の目処がついた」
マリオン「発想自体はシンプルですわね。 コロンブスの卵的な」
ジョナサン「だが、大きな問題点が二つある。 まず、一つはいかにしてシステムを解析するか」
ジョナサン「もう一つは、座標の特定。 だが、これについては、おそらく解決できるだろう」
カーク「どのようにして?」
ギリアム「修羅の協力者が現れた。 その者からの情報を基にし、 座標の特定を行うつもりだ」
カーク「なるほど……」
ジョナサン「例の物の解析についてだが、 特殊システム系は私とギリアム少佐、 ラージ・モントーヤ君で行う」
ジョナサン「制御系に関しては、 フィリオ、ツグミ君、セルシア君、ネート博士に頼む」
フィリオ「わかりました」
ソフィア「ご期待に添えるよう尽力します」
ジョナサン「駆動系は ロブ、マリオン、ハミル博士に担当してもらいたい」
カーク「了解した」
マリオン「EOTと言えど…… しょうがないですわね、今回は。 で、肝心な物はここにありまして?」
ギリアム「それが……ないのだ」
マリオン「は?」
フィリオ「幸か不幸か、 修羅はこのテスラ研周辺には現れていないのです……」
マリオン「……先が思いやられますわね」


  マップ上、鋳人出現
クスハ「!!」
ツグミ「あ、あれは何!?」
ロバート「まるで 古代中国の武人のような……!」
ギリアム「……修羅神ではないな」
エリ「もしかして、あれは……」
ブリット「……行こう、クスハ。 あいつは多分、俺達を狙って来たんだ」
クスハ「うん……!」
ギリアム「タカクラチーフ、 我々も出よう。機体の出撃準備を」
ツグミ「はい!」


  味方増援出現
アイビス「ブリット、クスハ! 遅くなってごめん!」
クスハ「アイビスさん!」
シャイン「お助けに参りましたわ!」
ブリット「シャイン王女……!」
リシュウ「クスハ、ブリット。 修羅神共はワシらで何とかする」
リシュウ「お主らは、 あの異形を討ち取れい」
クスハ「は、はいっ!」
リシュウ(これは試練じゃ、クスハ。 お主に必要なものは何か…… この戦いで見極めよ)
ギリアム(……彼らは ダガーを使っていない…… この近くに本隊がいるのか?)
ギリアム「各機へ。 我々で修羅神を食い止めるぞ」
アイビス「了解!」
シャイン「修羅神なんか ブッ飛ば……いえ、倒してみせますわ!」


  味方部隊出撃、前略
リシュウ「これで形勢逆転じゃな」
ギリアム「ええ。 そして、我々の戦力が揃いました」
テツヤ「各機、攻撃開始!」


  エンドデモ テスラ・ライヒ研究所 中央管制室、前略
エリ「あれは……『妖機人』かも知れません」
ゼンガー「妖機人?」
エリ「ええ。 古代文献に記されていた、超機人の敵です」
エリ「どうやら、百邪とは似て非なる存在 らしいのですが……私は、属性が変わってしまった 長機人ではないかと考えています」
イルム「有り体に言えば、悪の超機人ってことか」
エリ「しかし、妖機人は数百年前に起きたという 『機人大戦』で滅びたとされているのです」
ギリアム「それが復活した……。 だが、何故今になって?」
エリ「現段階では何とも言えませんが、 龍虎王の目覚め……そして、ここ最近の休眠との 関連性が深いと思っています」
  (中略)
ゼンガー「ところで、ギリアム…… ソーディアンの結界を破る方法とは何だ?」
ギリアム「……正確に言えば、破るわけではない」
ゼンガー「何……?」
ギリアム「ソーディアン内部へ直接転移するのさ。 修羅達と同じく、ダガーを使ってな」



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