リュウセイ編32話「断ち切れぬ繰り糸」


  出撃、やや略
レオナ「あなたが女性と賭け事以外に 興味を持つなんて珍しいわね。明日は 空から槍でも降って来るのかしら?」
タスク「…賭け事はともかく、 レオナ以外の女の子には興味が なかったりするんだけどさあ」
レオナ「信じられないわね。 とにかく、戦闘中に適当なことを 言うのは良くなくてよ」
タスク「へえへえ」
タスク(だけど、  俺の単なる勘違いだとは 思えねえんだけどなあ)
ギリアム(念のため、 あの指揮官機のデータを 取っておいた方が良さそうだな…)


  エンドデモ データ室
ラーダ(ブリットとクスハが 接触した時の反応は、念動感応…)
ラーダ(だとすれば、イングラム少佐の 真意を解く鍵は特殊脳医学研究所に 関するデータの中にあるかも…)
ギリアム「ラーダ…私に用とは?」
ラーダ「すみません、ギリアム少佐。 折り入ってお話がありまして…」
ギリアム「あいにく、ここのところは 体調に問題はないのだが…」
ラーダ「は?」
ギリアム「ヨガの話ではないのか?」
ラーダ「え、ええ…」
ラーダ(…私って、そんなにみんなへ 無理矢理ヨガを勧めているように 見えるのかしら…?)
ギリアム「…すまなかった。 それで、話とは?」
ラーダ「実は… 少佐がお持ちになっている情報部の 特殊コードで…」
ラーダ「ある極秘データのプロテクトの 解除を行って頂きたいのです」
ギリアム「…穏やかではないな。 わけを聞かせてもらおうか」
  暗転
ギリアム「なるほど。 エアロゲイターの大型機動兵器から 検出された念動派のパターンが…」
ギリアム「イングラム少佐や ヴィレッタが使っていたサンプルの パターンと似ていたのだな」
ラーダ「はい…」
ギリアム「そこから導き出される答えは 私の予想と一致しているな」
ラーダ「では、ギリアム少佐も…?」
ギリアム「ああ。 今はその物証を集めているところだ」
ラーダ「………」
ラーダ「…おそらく、この件はいずれ みんなも気付くことだと思います」
ラーダ「ですから、イングラム少佐の 真の目的が何なのか…」
ラーダ「少しでも手がかりの あるところから調べるべきかと…」
ギリアム「了解した。では早速、 プロテクトの解除に着手しよう」



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