エンディング

  ヘリオス要塞の外、爆発と振動
シーブック「…これでよかったんでしょうか?」
光太郎「よかったんだよ…そうでなきゃ…ギリアムの奴も浮かばれねえ」
アムロ「ギリアムさん…一人で苦しんでいたんでしょうね…」
ダン「…行こう。もう終わったんだ…」
  ゼウスBグループ登場
ハヤタ「ダン 終わったのか」
ダン「ええ」
カミーユ「どうしたんです? 浮かない顔して」
アムロ「いや、なんでもない」
本郷「何があったか知らんがこれでアクシズは事実上は滅んだんだ。少なくとも世界の破滅は免れたわけだ」
タロウ「そうですよ! ぼくたちには未来があるんだ!」
ダン「未来…か」
アムロ「そうですね ギリアムさんは急ぎすぎたって言ってました。僕達は自分達の歩く速さで進みましょう…自分の足で」
光太郎「ああその通りだ。オレたちにはまだやることがある…この世界を破滅に導かないようにな」
ダン「うむ」


CC098年に発生したネオアクシズ戦争は終結した。
各地のテロリストも活動を止めた。
世界はしばらくの間平穏な日々を過ごすことになるだろう。
だが、今の私にはネオ・アクシズのアポロンが言ったといわれる言葉が胸に引っ掛かっている。
(この世界は実験室のフラスコにすぎない…)
我々は実験動物なのだろうか?
だとしたら誰が何のために…

だが、例え何者かによって形作られた世界であっても
我々はこうして生きているのだ。
我々の未来は我々が決める。
そうあるべきだと私は思う。
たとえそれがどんな未来であっても…

CC099年1月26日 
US通信契約記者 カイ・シデン


 ザビ市の公園
ダン「それじゃあみんな。ここで別れよう。次の任務が始まるまでしばしのお別れだ」
光太郎「…大変だったけど、結構楽しかったぜ」
アムロ「またすぐに会えますよね」
シーブック「それじゃ…」


  どこかの家
ミネバ「ハマーン、余はもう一度タコ焼きというものを食してみたい」
ハマーン「ミネバ様、そのような下賎な物などおめしにならなくとも…」
ミネバ「嫌じゃ、余はタコ焼きが食べたい!」
ハマーン「…わかりました。しばらくお待ちを」
  部屋を出るハマーン。しばらくしてタコヤキを持ってくる
ハマーン「さて。まずは毒見を…あつっ! こんなに熱くてはミネバ様が火傷するではないか。もっと冷まさぬと…ここのドライアイスを使うか」
ハマーン「ミネバ様、御所望のタコやきでございます」
  タコヤキを食べるミネバ
ミネバ「おお、待ちかねたぞ…ん? 冷たい…むぐむぐ…? (美味しくないよお…) ハマーン、このタコ焼きはどこのものだ?」
ハマーン「は、小麦粉は無能薬の国産の最上級のものを使い、タコはアカッシから取り寄せたものでございますが…なにか?」
ミネバ「なに、アカッシと…それはいかん。タコヤキはムンゾに限る」


  ショッカー基地
戦闘員C「カップ麺もこれが最後の一個だ。いいか、一人一口ずつだぞ」
戦闘員B「…わびしいよなあ…ズズッまた失業か…やっぱり悪の秘密結社なんて時代遅れなのかなあ…ズズズッ」
戦闘員C「バカッ!! そんな弱気な事でどうするんだ!! オレ達の理想を忘れたのか!!」
戦闘員A「そんなこと言ってもよ、ズズッ  この有様じゃよ・・・ズズッ」
戦闘員C「信じるんだ!! いつか悪はこの世界を制する!! …あ、こらっ!! スープを一人で飲むんじゃないっ!!」
戦闘員A「ズズズズズッ…へへん、もう遅いぜ」
戦闘員C「おのれぇっ! 戦闘員の風上にも置けん奴っ! そこへ直れっ!! 俺が成敗してくれるわっ!」
戦闘員B「…はあ〜あ…やっぱ転職考えよう…」


  どこかの森
モグラ獣人「…でね、あっしは言ってやったんですよ、そんなに言うなら自分でやったらどうでげすってね。
 いやあ、あん時は胸がスーっとしやしたよ! 全くいけすかねえヤローでしたからね
 大体ああいった悪の秘密結社なんて輩は性格が歪んでるのが殆どでげすからね、
 あっしみたいに善良な人間にゃあもともと向いてねえでげすよ」
モグラ獣人「それにひきかえ仮面ライダーってのはかっこいいでげすねえ。
 大体あっしも若い頃はかみさんにキャアキャア言われるぐらいスタイルも良かったんですがね、何を間違ったか…」
一文字「…参ったな…助けてもらった手前あんまり邪険には出来ないとはいえ…ここまでペラペラ喋られてはこっちの神経は持たんぞ…」


  留守番をしているらしい少女
宅配員「ちはーす! 宅配便です!」
女の子「はーい。
 何かなあ。あ、ぬいぐるみだ! …手紙がついてる
 えーと、【ヒューイの友達を送ります 仲良くしてあげてください G.J】
 わーい! ヒューイのおともだちができたわ! でも誰だろうG.Jって…?」


  どこかの崖の上で夕日を背に歌う志郎。

  THE END



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