STAGE23「決別の日」


  本編Aパート、ユキコ、ジェニファー、マイのデータ
ギリアム「イングラム少佐の端末を調べた時、これらのデータが出てきた」
ラーダ「かつての特脳研……特殊脳医学研究所にいた被験者ですね」
ギリアム「そう。T-LINKシステムの基礎研究に関わっていた」
ラーダ「マイ・コバヤシ……数年前の事故で亡くなった、アヤの妹」
   端末を覗き込むギリアムとラーダ
ギリアム「その情報は、イングラム少佐の記録と異なっている」
ラーダ「えっ……?」
ギリアム「これによれば、彼女が生まれた年は新西暦159年……アヤ大尉より6歳年上ということになる」
ラーダ「そ、そんな……!」
ギリアム「しかも、彼女は事故で死亡していない」
ラーダ「え……!?」
ギリアム「事故後再度冷凍処理を受け、被検体No.4ジェニファー・フォンダと共に移送、とある」
ラーダ「移送……? では、マイは生きていると?」
ギリアム「この記録を、信じるなら」
ラーダ(……イングラム少佐のデータとアヤの記憶、いったいどちらが真実なの?)
ギリアム「いずれにせよ、これらのデータが故意に残されていたというのなら、俺の予測の裏付けとなる」
   席を立つギリアム
ギリアム「……すまん、ラーダ。彼らに事実を伝えるかどうかは君に任せる……内容や、伝え方についてもな」
ラーダ「はい」
ギリアム「…………イングラムという男、恐らく彼は……」
ラーダ「え……?」
ギリアム「……いや、何でもない」




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