33話「ダカールの日」


  エンドデモ……ブレックス生存時
ブライト「これで、ティターンズの息のかかった議員は一掃されるでしょうね」
クワトロ「お疲れでしたでしょう、ブレックス准将」
ブレックス「ははは、少し走りまわったせいだな。さすがに年には勝てんよ」
ブライト「さて、これからどうするか・・・議会はしばらく検察の手入れで、おおわらわだろうが、ティターンズは、権力を握りそこねたとはいえ、まだ力を持っている」
クワトロ「このままおとなしく、ひっこんでいるとは思えんな」
万丈「連邦が正常に動けるようになるまでは、ぼく達は反逆者のままだろうしね」
ファ「エゥーゴのギリアムさんから、通信が入っています」
クワトロ「ギリアムから? つないでくれ」
ギリアム「作戦は大成功でしたね。こちらも、衛星を通じて、放送をキャッチしましたよ」
ブレックス「うむ、これでティターンズは、実質的に解散したのと同じだ。ただ、ジャミトフが行方をくらましてしまったのが、気にかかるが・・・」
ギリアム「ジャミトフが・・・では、まだそちらは大変でしょうね・・・」
ブレックス「どうかしたのかね?」
ギリアム「ノイエDCの動きが、活発になっています。DCと例の『ゲスト』という異星人も、宇宙圏での勢力争いをはじめていますし・・・」
クワトロ「人手不足・・・というわけか」
ブレックス「では、私は急いで宇宙に戻ろう。クワトロ君、後の事は君達にまかせる」
クワトロ「わかりました。准将、お気をつけて」

  ブレックス死亡時
ブライト「これで、ティターンズの息のかかった議員は一掃されるでしょうね」
クワトロ「しかし、大きな犠牲を払ってしまった・・・ブレックス准将・・・」
万丈「クワトロ、いや、キャスバル閣下と呼んだほうがいいのかな?」
クワトロ「今までどおり、クワトロで結構だ」
万丈「大尉は、これからどうするつもりだ? ああいうことになった以上、きみにも責任をとる必要が、あるんじゃないのか?」
クワトロ「・・・わたしに道化を演じろと?」
万丈「事態が、道化を必要としているとすれば、きみにはそれを演じる義務がある。適任だよ」
クワトロ「・・・」
ブライト「これからどうするか・・・議会はしばらく検察の手入れで、おおわらわだろうが、ティターンズは、権力を握り損ねたとはいえ、まだ力を持っている」
クワトロ「このままおとなしく、引っ込んでいるとは思えんな」
万丈「連邦が正常に動けるようになるまでは、ぼくたちは反逆者のままだろうしね」
ファ「エゥーゴのギリアムさんから、通信が入っています」
クワトロ「ギリアムから? つないでくれ」
ギリアム「ブレックス准将が、亡くなったそうだな・・・」
クワトロ「・・・すまん」
ギリアム「謝る必要はない。それにこれからは、きみがエゥーゴの代表だ。おっと、辞退はさせんぞ。これは亡き准将の遺言だしな。それより、今の一件で、ノイエDCが活発化し始めたようだ。こっちは人手が足りなくて困っている。クワトロ大尉、すまないが、至急宇宙に出てもらえないか?」
クワトロ「しかし・・・今のわたしは・・・」
ブライト「クワトロ大尉、あなたが行かねば、エゥーゴはまとまらなく恐れもある。行ってください」
クワトロ「・・・わかった」
ギリアム「では、待っているぞ。できるだけ早く、こっちに来てくれ」


戻る


inserted by FC2 system